Vol.5
役者魂
映画「バベル」で、アメリカ・アカデミー賞の助演女優賞こそ逃したものの、
その演技が海外でも高く評価されたのが菊池凛子さんです。
菊池さんは助演女優賞にノミネートされた映画の中で、耳の聞こえない女子
高生役を演じました。撮影の際に彼女を指導した専門家は口を揃えて「嫌な顔
ひとつせず、出来るまで何度も練習を繰り返した」とその地道な努力をほめて
います。
手話の専門家は、「はっきり言って不器用だった。ただ、何よりすごかった
のは、やる気で不器用を克服したこと」と語っています。
また彼女は、経験のないバレーボールにも挑戦。サーブの特訓は二週間続き、
右腕は肘のあたりから手首まで青く腫れ上がりましたが、泣き言ひとつ言わず、
監督の要求に応えたといいます。
物事の成功の秘訣は、才能にあるのではなく、一度やろうと心に決めたこと
をあきらめずに、出来るまで止めないことにあります。私たちも目標を定め、
終始一貫やりぬくことで、夢を現実にしたいものです。
社団法人 倫理研究所 「職場の教養」より
