前の項で、さんざんサイズについて説明したのに、今度はサイズ
こだわるなとはどういうことかと思われるでしょう。
自分の実寸
サイズを知っておくことはとても大事です。しかし、そ れは靴を選
ぶときに参考にする程度でいいのです。
靴のサイズは表示法の統一は出来ても、メーカーによって靴の元
型である<靴型>はそれぞれ違いますし、例え同じ靴型を使っても
デザインや材料が違うとサイズも違ってきます。
とにかく両足に履いてみないと分からないのです。ちゃんと靴合
わせをして、よく合っているにもかかわらず、「この靴は私のサイズ
とは違う」とその靴を買うことを拒否する人が少なからずいます。
これ程ではなくても、「私はいつも25のサイズを履いているんだ
けど・・・」と疑問を持たれる方は多いと思いますが、疑問を持つこ
と自体がそもそもサイズにこだわっている証拠です。
靴のサイズとは、自分の足に近い靴を探す手段としての<記号>
ぐらいに思ってちょうどいいのです。あなたの足が実際に測ってみて
25センチだとして、26と表示された靴が合ったとしても何の不思議
もないし、合えばサイズがなんと表示してあろうと、それでいいのです。
サイズにこだわるの必要はありません。靴は必ず両足に履き、店
内を少し歩いてみて、合っているものを買えばいいのです。
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